第143章

アリシアの前世の記憶では、あの魔導師は彼女が死ぬその日までロゲスト家の首席魔法顧問だった。だが、当時は今のような事など起きていない。ロゲスト家と魔法使いギルドが、これといった接点を持つこともなかった。

チャーリーは一瞬きょとんとしたものの、すぐにアリシアが何を警戒しているのか察したらしい。少し考え込んでから、慎重に答える。

「フランク閣下と魔法使いギルドが特別に近しい、という話は聞いたことがありません。もし本当に深い関係があるなら、フランク閣下ほどの実力者ですし、七級に昇級した時点で長老会に名を連ねて、支部長か名誉支部長あたりに就いていてもおかしくないはずです。でも、今のところギルド内で...

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